コードギアス反逆のルルーシュ第3話「偽りのクラスメイト」のあらすじと感想を書いていきたいと思います!
第3話 偽りのクラスメイトのあらすじ
シンジュクゲットーでの騒ぎの後、ルルーシュは総督であり第3皇子のクロヴィスを撃っていた。日常に戻ったルルーシュは、レジスタンスとして活動していたカレンとアッシュフォード学園で再会する。カレンはブリタニア人とのハーフで、日本人として活動していたのだった。ルルーシュはとあるしくじりにより、カレンにシンジュクゲットーでの声の主なのではと疑われるが、ギアスの力を使い、カレンを欺くことに成功する。変わらない日常の中で、ルルーシュは決意を強くしていく。妹ナナリーだけでも、幸せに過ごせる世界を作らねばと…。そんな中、しばらく極秘になっていたクロヴィス皇子の殺害の報道がなされる。犯人として逮捕されたのは、枢木スザクだった。
第3話 偽りのクラスメイトの感想
※全話視聴済のため、ネタバレを多用に含みます。
冒頭でクロヴィス皇子を撃ち殺してしまうルルーシュですが、妹ナナリーやクラスメイトに対する態度から、普段は心優しい少年ということが分かる回になっていたと思います。タイトルの「偽りのクラスメイト」も、うっかりカレンのことかと思いますが、経歴や名前が嘘であるルルーシュ本人も、偽りであるということがリンクしたタイトルになっています。
ルルーシュとカレンは、ブリタニア人として生きていく道もありながら、ブリタニアに反逆していくという部分で、同志になれる存在ということが示唆できますね。全く似ていないように見えますが、同じ偽りの仮面を被っているという部分でも、共通の存在です。
目の前で母親の死を見てしまった子ルル。皇子時代の彼は、元々頭脳明晰ではあったようです。クロヴィス殿下に銃を構えながらの回想。殿下はたまったもんじゃないですね。
ルルーシュは第11皇子、皇位継承権は17位ということなので、少なくとも腹違いのお兄ちゃんお姉ちゃんがあと16人いるということですが、ブリタニア皇帝子だくさんすぎやしませんかね。ちなみにルルーシュと3歳違いのナナリーは、皇位継承権87位です。なので少なくとも87人は……。いや子だくさんすぎ。皇室を養うだけで国が傾きそうな人数ですね。
普段のルルーシュからは、そんな過去があったようには到底思えません。少し不真面目ですが、基本的に優しく、容姿も優れていて、学園内では密かな人気のようです。少し不真面目なところも魅力なのでしょうか。
そんな彼に想いを寄せる1人で、同じ生徒会メンバーでクラスメイトでもあるシャーリー。多少肉体派ではありますが、リヴァルと並んで、等身大の女の子という枠のキャラクターです。大好きシャーリー。
わいわいと楽しそうな生徒会の様子は、何気ない日常回という仮面を被っています。しかし第1話での契約の際に、「王の力はお前を孤独にする」と言われているルルーシュ。この何気ない日常も失われてしまう…といったことが想像出来、全話視聴後に観ると感慨深い場面になるのですから驚きです。コードギアスすごい。
なんだか目がくりくりなルルーシュ。クロヴィス殿下暗殺のことを思い出しては吐き気に見舞われる、行動の割には、一般的なメンタルの持ち主です。彼の行動は計算と策略があってのもので、イレギュラーや運任せというのが苦手という性格も頷けます。
ここで、久々に学校に登校してきたカレン・シュタットフェルトを見て、違和感を覚えます。彼女はシンジュクゲットーでのテロ活動の際、日本人として活動していたのです。名は本当の名は紅月カレン。ブリタニア人と日本人のハーフです。
ルルーシュの最愛の妹、ナナリーもこの回でまともに初登場します。彼の行動の根本の理由であり、生きる理由であるナナリー。ルルーシュはアニメ史に残るシスコンとして、今でも語り継がれることになりますが、果たして本人にその自覚はあるのでしょうか?まあナナリーもしっかりブラコンではあるのですが、お兄ちゃんよりはマシな気がします。
ナナリーは母マリアンヌが殺害された際の銃弾に巻き込まれ、脚が不自由になり、心の病で目が不自由になってしまいました。ナナリーはとても心優しい女の子で、イレヴンのことも「日本人」と呼び、兄ルルーシュと居られればそれだけで幸せと思っている、そんな子です。ルルーシュが可愛がるのも頷けます。頷けるけどね…。
健気に千羽鶴の話をするナナリーは、ルルーシュの「願い」を聞こうとします。そんなナナリーに、同じ質問を返すルルーシュ。ナナリーの願いが、ルルーシュの願いになり、その願いを叶えるために、ルルーシュが行動していくさまを描いたのがコードギアスという物語です。何気なく出てきた「願い」というキーワードは、とても重要なものになります。
「嘘はつかないよ。(お前にだけは…)」というルルーシュの言葉も印象的です。この「嘘」というのも1つのキーワード。タイトルで「偽り」とある以上、嘘を多用して生きているルルーシュです。まあ経歴や名前を偽っているという点では、ナナリーも一緒なのですが…。そこまでの嘘ではないにしろ、人はみんな嘘をついて生きているものですから、嘘をつかないという事は難しいですし、ルルーシュのように大きな行動を起こしている場合、より多く嘘をついていくことになるわけで、この宣言は難しいのでは?と思ってしまいますよね。勿論、嘘をついたと分かった時のナナリーの怒りは、針1000本飲ます勢いになるでしょう。
クロヴィス殿下暗殺により、警備を強くするブリタニア軍。ここで出てきた「純血派」というのは、ブリタニア軍はブリタニア人だけで構成すべきという考えを持った人たちです。ですので、並のブリタニア人よりもナンバーズを区別する考えを持っており、その信念からなる行動は、もはや差別的なものです。
「純血派」で固めていこうという流れのブリタニア軍から、クロヴィス殿下暗殺の犯人を出すわけにはいきません。そうした理由から証拠はでっち上げられ、枢木スザクが犯人として拘束されることになります。報道を見たルルーシュはびっくり。そりゃそうだ。
スザクは拘束され、少し反論するだけで暴力を受け、とてもかわいそうです。1話でスザクが無償で命をかけて救ってくれたように、ルルーシュも次回スザク救出に向かいます。早く救ってあげてー!
次回、コードギアス反逆のルルーシュ
第4話「その名はゼロ」に続きます!