コードギアス|ギアス対ギアスの感想とあらすじ【第14話】

コードギアス

こんにちは!@ラテ子です!

コードギアス反逆のルルーシュ第14話「ギアス対ギアス」のあらすじと感想を書いていきたいと思います!

第14話 ギアス対ギアスのあらすじ

行動の果てには、結果という答えが待っている。シャーリーは知ってしまう。黒の騎士団として活動しているゼロの正体は、ずっと想いを寄せてきたルルーシュだった。その事実を知ってしまったシャーリーは、咄嗟に思わぬ行動に出てしまう。一方ルルーシュも、誰かに素顔を見られた現実に動揺を覚え、戦いの折にナイトメアから確認したシャーリーに疑いを掛けるが、彼女をどう始末するかの答えは、持っていなかった。そしてその頃シャーリーは、マオと名乗る男と知り合っていた。シャーリーの隠し持った胸の内を次々と言い当て、シャーリーの動揺を誘い、彼女は一つの決断をしてしまう。そしてルルーシュも、シャーリーと決別するため、悲しい決断をする。

第14話 ギアス対ギアスのあらすじ

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©SUNRISE/PROJECT GEASS  Character Design©2006 CLAMP・ST

前回の最終シーンで、気絶したルルーシュからゼロの仮面が外れ、そのルルーシュに銃を向けるシャーリーという構図で終わりますが、シャーリーは想い人であったルルーシュを撃つことは出来ず、ヴィレッタを撃ってしまいます。

ルルーシュは誰かに素顔を見られたことに、指示も出せないほどに動揺します。仮面をしている以上、こういう展開になるのは想像できたことですが(いつか素顔バレがあるとは)、最初の人物がブリタニア軍でも黒の騎士団でもない、一般人であるシャーリーというのは皮肉が効いています。

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ルルーシュのいつもの日常、壊したくない幸せな世界。そんな縮図であるアッシュフォード学園の生徒会の象徴である、ルルーシュ・ランぺルージとしてのヒロインであるシャーリーにゼロの正体を知られてしまうことで、その幸せな世界・日常が壊れていく…という実感を与える回になっています。

ルルーシュはシャーリーに疑いをかけ、C.C.とシャーリーの部屋を漁ったりします。(どことなくC.C.がシャーリーに冷たいのは、シャーリーがルルーシュとキスしたからでしょうか?そんな心の狭い女性でも無いような気がしますが、そんな意地らしいC.C.も可愛いです)

ルルーシュを取り巻くヒロインは、C.C.をはじめとして、ルルーシュ・ランペルージという男の子に想いを寄せるシャーリー。ゼロへの忠誠と憧れが眩しいカレン。果てには皇神楽耶など、メインキャラクターだけでも複数いるわけですが…、ルルーシュモッテモテだな。

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C.C.の格好にツッコミたくなりますが…その格好は普通なのでしょうか?

シャーリーがゼロの正体を知ったとしたらどうするというC.C.の問いかけに、ルルーシュは答えることが出来ません。ゼロとして起こした過程の果てについてきた結果に、ルルーシュの力は及ばず、全てが予想のつく結果で済むとは限らないと覚悟してきたはずで、修羅になるべきだと前回でもカレンに語っていたルルーシュですが、彼は修羅になることなど出来ません。

きっと一生出来ないんだろうな…と、ここまで修羅になるならないを数話で繰り返していたら気付きますが、ルルーシュは根本優しく愛が深いタイプ(なので、愛する人を傷つけた者は徹底的に憎むという面も持っているわけですが)で、いつまでも修羅になることなど出来ません。

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C.C.と過去に契約を結んだギアス能力者、マオ。思考を読むギアスを持っています。考えて動くタイプのルルーシュにとっては、最悪の敵であるとC.C.は語ります。

マオはシャーリーの心を読み、言葉巧みにシャーリーの動揺を誘います。ルルーシュの餌にするために彼女を利用するマオの目的は、その実ルルーシュではなく、C.C.が本当の目的でありました。C.C.に歪んだ愛情を向けているマオは、今の契約者であるルルーシュが邪魔なようです。

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マオに接触されたルルーシュは、シャーリーに何をした!と激おこです。お前にその資格があるの?というようなことをマオにも言われ、そりゃそうだなとも思いますが、ルルーシュからしたら、大事な人なのです。たとえ矛盾していようとも。

2面性(ルルーシュは3面性?)を持つ人間はいても、精神まで2種類にすることは出来ません。ゼロとしての顔、ルルーシュとしての顔はあっても、心まで使い分けることは出来ません。それはコードギアス内の登場人物全員に言えることですが、そうした仮面を使い分けてきた過程から起こる結果に、1つしかない心が確実に傷ついていく様は、見ていてこちらまで辛く、作品・キャラクターの魅力として輝いています。

どれかの顔がなくなった時、どれかの顔ではいられなくなった時に、ギアスの魅力的なキャラクター達はどのような選択をしていくのかも見ものですね。(例えば、結果最優先だったルルーシュが過程を重んじるようになるとか、過程重視だったスザクが、酷い結果を得た反動により結果を重視するようになるとか。まあ現時点でもスザクは、幼少期に結果を優先させたことによるトラウマ・後悔などで過程重視というキャラになっているわけですが)

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ここで、黒の騎士団幹部であり元々のリーダーであった扇と、シャーリーに撃たれ意識不明となっていたヴィレッタが出会ってしまいます。意識朦朧としているヴィレッタの口から「お前だったのか…ゼロの正体は…」という言葉を聞き、ゼロの正体を知れるかもと思った扇は、秘密裏にヴィレッタを保護・軟禁状態に置きます。結果としてヴィレッタは記憶喪失になっているわけですが、この時点ではルルーシュにとって、なかなか危険な出会いが起こっていると言えます。

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ルルーシュは、シャーリーを始末することなど出来ませんでした。ゼロの正体を知ってしまった彼女を殺すのが、1番確実な方法であるとルルーシュはもちろん知っています。しかし彼はそれが出来ない男なのです。そんなところが彼の魅力であり、アニメキャラクター人気ランキングでも未だに上位に君臨する所以でしょうか。少なくとも私はそう思います。

テロリストとして、ギアス能力者として、冷酷な一面を見せながらも、人間らしく情に深い行動を取るルルーシュの悲しい決断は、涙なしには見られないシーンです。

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ルルーシュはシャーリーにギアスを掛けます。ルルーシュのことを忘れるギアスでした。平和な場所として、帰りたい場所としていつもあった生徒会の崩壊を確実に感じさせるシーンですが、最後のシャーリーのセリフが、少しの救いを感じさせますね。

「朝は来ますよ。」
「悲しい事っていっぱいあるけど、でも、朝は来るじゃないですか。」

というシャーリーのセリフは、コードギアスシリーズに起きる数々に悲劇全てに言える言葉なのでは無いかと思います。ルルーシュはシャーリーに忘れられ初めて、彼女は自分にとって特別だったと自覚します。

そしてシャーリーを貶め翻弄したマオに、復讐の炎を燃やすルルーシュ。ゼロの正体を知っているということもありますし、ルルーシュにとっては天敵となるギアスを持っていることから、マオの排除は絶対です。

そんなルルーシュとマオの戦い、思考を読めるマオにルルーシュはどう戦うのか!?

次回、コードギアス反逆のルルーシュ
喝采 の マオに続きます!

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