コードギアス|神の島の感想とあらすじ【第19話】

コードギアス

こんにちは!@ラテ子です!

コードギアス反逆のルルーシュ第19話「神の島」のあらすじと感想を書いていきたいと思います!

第19話 神の島のあらすじ

ゼロを捉えて殉死せよという名を受けたスザクに追い詰められたゼロ(ルルーシュ)は、スザクには使うつもりのなかった超常の力、ギアスを使ってしまう。親友たる彼にした命令は、「生きろ」その一言だった。観察者を気取るある者の介入により、式根島から神根島に漂着したルルーシュ、カレン、ユーフェミア、スザクの四名は、それぞれに立場の違う相手に出会い、無人島の環境ゆえか、胸の内を明かしながら思い思いの時間を過ごす。一方、行方不明になった四名を、必死に捜索する黒の騎士団とブリタニア軍。第2皇子シュナイゼルは、冷酷な命令を下したその口で、セシル・クルーミーに謝罪する。果たして彼の真の顔とは、どんなものなのか。

第19話 神の島の感想

前回の舞台だった式根島から、近くの無人島である神根島に飛ばされた(?)、ルルーシュ・スザク・カレン・ユーフェミアがメインの回です。

スザクが浜に漂着した後に、水浴びをしていたカレンと出会うあたり、島への漂着時間にはそれぞれ微妙なタイムラグがあったのでしょうか。
ルルーシュの方はユーフェミアと出会うわけですが、ここでもユーフェミアはびしょ濡れでポカンとした顔のカットが入っています。まるで今到着したばかりのような。理由はよく分かりませんが、観察者を気取ったV.V.の介入によってこの島に飛ばされたと言うことらしいです。(この辺の、Cの世界の力とかは正直何年経ってもよく分かりません。ギアスもそもそも超常の力なので、ある種のファンタジー要素でしょうか)

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©SUNRISE/PROJECT GEASS  Character Design©2006 CLAMP・ST

スザクの「ダメだ…何も思い出せない…」と言うセリフから、ルルーシュのギアスによる記憶の欠落が起きているのが分かります。この時点で、何らかのギアスを遂にかけられたのだと分かります。

とりあえず水を確保とか、ビバーク出来るようにしといた方がいいかと、比較的冷静です。さすが現役の軍人。

そして、水浴びしているカレンに遭遇します。
スザクにとってカレンは、アッシュフォード学園生徒会メンバーの、病弱なお嬢様のカレン・シュタットフェルトという認識ですから、一瞬とても驚きますが、カレンが咄嗟に黒の騎士団の団服で身を隠しながら襲い掛かってきた所を見て、瞬時に黒の騎士団のメンバーと認識し、反対に投げ返します。女の子になんてことを。

カレンの裸体サービスシーンは置いておいて、少しはスザクも動揺したりしてほしいものです。シャーリーをうっかり押し倒しちゃった時は頬を赤く染めていたくせに。単純に、ONとOFFの差なのでしょうが。

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©SUNRISE/PROJECT GEASS  Character Design©2006 CLAMP・ST

ナイトメア戦では互角のように見えますが、肉弾戦ではさすがにスザクに分があるのでしょう(というかそうであってほしい)。カレン相手に、スザクが珍しく言葉で引っ掛けたり、少しいつもと違う姿のような気がします。

一方ルルーシュも、ユーフェミアと出会います。綺麗に体力派グループと皇子皇女ペア、日本人とブリタニア人ペアに分かれたわけですね。これ、誰が誰とペアになっても面白くて、妄想が捗ります。唯一、ゼロとスザクは地獄な気がしますけど…。

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©SUNRISE/PROJECT GEASS  Character Design©2006 CLAMP・ST

普段から知略のルルーシュと、体力バカのスザクとして描かれますが、いっそ笑ってくれというほどに顕著に描かれる食糧確保シーン。なんだかスザクが少し楽しそうで可愛いです。魚って素手でそんな風に取れるもん?

一方のルルーシュは、なんとも頼りない感じ。

ユーフェミアも、そういうルルーシュであることを分かっていて深く突っ込んだりはしない所が可愛らしく、食糧を探しにいくユーフェミアに「気をつけろよ」と声をかけるルルーシュは、やはり優しさを感じさせます。

ていうか落とし穴って…。

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©SUNRISE/PROJECT GEASS  Character Design©2006 CLAMP・ST

今までで一番汗かいてるのでは?

ユーフェミアに「あなたは、ゼロ?それとも…」と聞かれて、自分はルルーシュだというシーンが印象的です。ゼロはあくまで仮面、偶像であって、本来の自分はルルーシュのままであり、本質的な部分に変わりはないとするカット。

そしてユーフェミアのことを愛称であるユフィと呼ぶことで、幼少期に仲が良かった2人の間は変わらないと感じさせ、再会を素直に喜ぶユーフェミアです。

スザクとカレンのグループでも、「私は紅月カレンよ!日本人の!」と、本来の自分はこちらだと主張するシーンがありました。カレンはスザクを暗殺しようとしたり、ゼロを助けるために飛び込んで行ったり、今回のことでもそうですが、カレン・シュタットフェルトは本気で捨てに行ってます。

そしてそんなカレンを「生き生きして、魅力的だよ」というスザク。そこまで言う必要あるか?こういうところが、天然です。

無人島での夜は、それぞれをいつもと違った気持ちにさせたんでしょうか。それとも、テロリストの道を行くゼロやカレンを止めたいと思ったのか、ユーフェミアもスザクも、昔語りをします。

それにしても、自分は拘束されてる状態で、スザクに父親殺しを暴露されるとか怖すぎる。私がカレンだったら死を覚悟します。スザクは間違った過程で得た結果に意味なんかない、だから今の黒の騎士団がやっていることも意味なんかないということを、カレンにわかってもらう為に話したのでしょうが、軽くホラーになってるよ!

カレン、最近無鉄砲にゼロ信者になっていると思っていたら、かなりの結果主義者になっていました。お兄さんやお母さんのこともあり、気持ち的に焦りがあるのかもしれません。過程のスザク、結果のルルーシュと思っていましたが、スザクとカレンもその部分で反発しあっていた。同じ日本人なのに、全く違うルートを選んでいる2人です。

「正しいとか正しくないとか、誰が決められるっていうのよ…」と考えるのを放棄して寝転んじゃうカレンが可愛い。そしてその答えを、スザクもまた持っていません。誰にもわからないよなー。

ブリタニア人ながら、弱者やナンバーズを区別するという考えを持たないユーフェミア。その部分では、ルルーシュと同じ思考を持っています。皇女様らしく、甘いといえば甘いのですが(戻れないのですか、と言うところとかね)、しかし本質的に優しく、そういう部分を兄であるルルーシュも知っています。

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©SUNRISE/PROJECT GEASS  Character Design©2006 CLAMP・ST
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そして、出会いがあれば別れもある。この4人が顔を合わせた時、また戦いをせざるを得ません。何も考えずに飛び出すユーフェミアに焦るルルーシュが可愛いです。襟足出ちゃってるのが、いつも気になる。襟足でルルーシュバレしちゃうんじゃね?とハラハラします。

そしてカレンに、「お人形の皇女が!一人じゃ何も出来ないくせに!」と言われて、年相応にむっとするユーフェミアも可愛い。普段どちらかというとおっとり?キャラなだけに。図星っちゃ図星なのでしょうが、気にしていることを言われて思わずスザクに「戦いなさい!」と命じちゃうユーフェミア。内心カレンのことは失礼な人と思ったでしょう。しかしこの対照的な2人の絡み、他でももうちょっと見たかったな…。ぐすん…。

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なんやかんやあり、ルルーシュはガヴェインという新型のナイトメアを奪い逃走することに成功します。このナイトメアはフロートシステムを装備していて、ロイドさんが開発していたようです。すごいロイドさん。

まさかの収穫に高笑いのルルーシュ。そしてスザクに命令してしまったギアスのことを思い出すのですが、ルルーシュはスザクに「生きろ」と命じていました。シンプルですが、これはスザクの罰を求めて死にたがりというキャラクターに反した、スザクの一つの軸を大きく捻じ曲げてしまう命令です。友に掛けるギアスとしては納得出来ますが、それがスザク相手となると、スザクからしてみれば新たな罰が上乗せされたようなものでしょう。

生きろギアスによって犯してしまった軍記違反によって、拘束されるスザク。ユーフェミアは当然咎めますが、そこに力は及びません。「後でなんとかしてあげるから」と言うシュナイゼルお兄様の言葉は頼れそうですが、どことなくどうでも良さそうな感じ。

実際、スザクに殉死せよと命令を下したのは元を正せばシュナイゼルなのです。スザクが死のうが生きようがどうでもいい、スザク1人を失うよりゼロを抹殺するという優先順位の方が上だと判断した人です。皇帝シャルルにも近い、弱者は切り捨てるという思想が見てとれる人物です。こういう部分、ルルーシュやユーフェミアなどの同じ皇族同士とも比べると全く違います。皇帝シャルルの差別演説を踏まえるとシュナイゼルが特別異質というわけではないでしょうが、やはり冷酷に感じますし、ルルーシュの当面の敵という部分は間違いなさそうです。

さて、新たなナイトメアを得たゼロはこれからどう動いていくのか。そして拘束されたスザクはどうなってしまうのか?

次回、コードギアス反逆のルルーシュ
キュウシュウ戦役に続きます!

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